Cloud Quest で出題される全 12 ハンズオンをやってみた
みなさん、Cloud Quest していますか?
最後にプレイしたゲームがドラクエ 11 というアノテーション・テクニカルサポートチームの 村上です。
3月に AWS よりリリースされた Cloud Quest の全てのハンズオンをクリアしたので、全 12 ハンズオンについての概要をお届けしたいと思います。
「Cloud Quest って何?」、という人は先人の下記ブログをご覧ください。
Learn AWS skills by playing Cloud Quest
全 12 ハンズオン概要
1. S3静的ウェブホスティングの構築
2. EC2 2台を異なるAZにデプロイ
3. EC2インスタンスクラスの変更
4. Tier2構成のトラブルシューティング(ルートテーブル、セキュリティグループの変更あり)
5. Pricing Calculator を利用しての EC2 コスト見積もり
6. VPC ピアリングを使っての VPC 間接続構築(ルートテーブル、セキュリティグループの変更あり)
7. RDS MariaDB 作成、マルチAZ設定、リードレプリカの作成
⇒RDS作成には 15~20 分かかるので、”Go get a cup of coffee or a snacke!”との指示ありw
8. IAMグループを作成して、ポリシーを適用、IAMグループへポリシーの追加
9. DynamoDB のテーブルを作成、新しいレコードを作成してパーティションキーで検索(レコードに属性を追加)
10. 3 つの AZ にデプロイされた各 EC2 に EFS をマウントする
11. Auto Scaling のスケジュールスケーリング設定
12. ALB +AutoScaling 構成でのマルチ AZ トラフィック分散(DR対策)
いかがでしょうか?
正直、これがさくっと設定できたら普通にソリューションアーキテクトアソシエイトレベルかなと思います。
全てのハンズオンについて言えますが、これでもかというぐらい丁寧にステップが分かれていてプレイヤーを置いてけぼりにしないように配慮されています。
また各ハンズオンの Practice パート終了後には、一工夫必要な DIY Goals があります。
DIY Goals の内容についても、Practice パートで実施した内容を参考にクリアできる難易度で設定されています。
普段利用することが無い Amazon EFS 等のサービスは、実際に手を動かして分かることも多いなと感じました。
一番印象に残っているハンズオンというと、EC2 コストの見積もりです!
前職では IT 営業をしていたのですが、AWS に関わるようになってからは見積もりの作成をしていなかったので、とても勉強になりました。
ハンズオン実施時にあるといいと感じたスキル
・ITパスポートレベルのIT全般の基礎知識
分からないことはその都度ググっても良いですが、基礎的な知識がしっかりしている方がハンズオンも進めやすいです。
・よく使う AWS サービスについて
「EC2 が仮想サーバ、S3 がオブジェクトストレージだよね」ぐらいの知識と、ハンズオンの設定でよく出てくるセキュリティグループ等も知っていた方が楽にハンズオンを進められます。
・英語力
苦手な人には、これが一番ハードル高いかもしれません。
ハンズオン自体は、図やスクリーンショットが多用されていて分かりやすいのですが、AWS 設定を依頼してくる住人との会話は普通?に英語の文章です。
ブラウザの拡張機能を利用して日本語でプレイできる方法とかあれば教えてください!
Cloud Quest ハンズオンの3大メリット
- ハンズオン用の AWS アカウントを作成する必要が無い(セキュリティ面でも安心)
- ハンズオンごとに専用のマネジメントコンソールが用意されて、ハンズオン後のリソース削除の必要が無い
- 課金が発生しない
リソースの後片付けに関しては、仕事では必ず実施する必要がありますが、とりあえず AWS を触ってみたいという人にとってハンズオン実施後にリソース削除の工程がないのは負担が減って良いかなと感じました。
全ハンズオン終了後に残った謎
とうとう、全 12 ハンズオンをクリア!
全 12 ハンズオンが終了したら、花火でも上がってエンディングかなと思っていたのですが、終わる気配がありません。
そして、新たなマップが解放されました!
画像下のエリアが、12 のハンズオンをクリアした際に解放されたエリアです。 (画像右上のエリアが問題解決の為に 12 のハンズオンを住人から依頼されたエリアです)
ということは、Role: プラクティショナーから Role: アソシエイトへステータスアップとかあるのでしょうか!?
この先、更に難易度が高いハンズオンが出てくるならぜひ挑戦してみたいのですが、残念ながら今のところ Role: プラクティショナーのままとなっています。
この記事を読んで、Cloud Quest を利用して AWS サービスに触れてみようと思うエンジニアの方や、自由研究課題で利用したいと思う中高生(小学生も?)がいれば幸いです。
参考資料
アノテーション株式会社について
アノテーション株式会社は、クラスメソッド社のグループ企業として「オペレーション・エクセレンス」を担える企業を目指してチャレンジを続けています。「らしく働く、らしく生きる」のスローガンを掲げ、様々な背景をもつ多様なメンバーが自由度の高い働き方を通してお客様へサービスを提供し続けてきました。現在当社では一緒に会社を盛り上げていただけるメンバーを募集中です。少しでもご興味あれば、アノテーション株式会社WEBサイトをご覧ください。